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ピンゲージも穴径の検査治具になる

製品検査は、目視によるものが多いけれども見た目だけでは検査項目を網羅できないケースも少なくありません。例えば、部品に開いている穴の大きさや深さを確認しなければならない検査項目があるとき、穴の大きさおよび深さは目視で確認することができないので、ピンゲージなどの検査治具が必要になります。ピンゲージは穴径を測定するときに利用する道具で、0.1mm単位の太さのゲージがあり、それぞれの穴に差し込んで穴径を確認するときに使います。仮に、0.5mmの穴径のときには同じ太さのピンゲージを差し込むときつくもなく緩くもなくスムーズに出しい入れができますが、その穴径が図面で要求されている寸法よりも小さいときには0.5mmのゲージはきつくて挿入することができない、逆に穴径が図面に記載されているものよりも大きいときは、穴の中にゲージを入れることはできるけれど隙間が多くあるのでがたつきが生じるなど検査治具としての役割を果たしてくれるわけです。

ノギスなどを使う方法もありますが、ノギスは寸法測定に欠かすことができない測定具の一つで、使う人の技術力やスキルに応じて測定の結果が変わることがあります。結果が異なると検査としての品質が低下してしまう、ベテラン検査員は正確に測定ができても新人の検査員はばらつきがある、これでは最終検査としての役割を果たせなくなります。このようなとき、ノギスの代わりになる検査治具を制作することで検査員の技量などに関係なく正しい結果を導き出すことができるようになるので、全数検査を行った際にも不良品と良品を明確に分けることが可能です。検査治具のことならこちら

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